麦 | 中小企業診断士(口述合格)@高知

興味のあることを整理したいだけのブログ

中小企業診断士 独学体験記⑥ ~2次試験の対策~

f:id:kochi_mugi:20220305112658p:plain

ご覧いただきありがとうございます。

 

独学体験記の第六弾です。

今回は、以下の点について触れていきたいと思います。

 ※番号は前回からの続きで通し番号になっています。

 

▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽

 

8.2次試験の対策

(1)はじめに

まず最初に、私は2018年に1次試験を通過し、同年の2次試験で敗退。

翌年の試験は仕事が忙しすぎて受験すらできず、2021年度の試験で1次・2次の合格を勝ち取りました。

 

なので、2次試験は2度目のチャレンジで合格したことになります。

2年間のブランクがありましたが、勢いに乗って取り組むことができました。

そんな私がどのような準備をしてきたか、について今回はまとめてみました。

 

(2)この時期に何してた?(再掲)

時系列でこの時期に何をしていたか、再掲します。

f:id:kochi_mugi:20220223074914p:plain

2年のブランクがあり、不安だったため、まずは確実に点が取れる財務会計、事例Ⅳ対策から始めよう、ということで、3~5月は事例Ⅳを主に補強していました。

この期間で事例Ⅳの感覚をある程度取り戻せていたことが後々生きたようにも思います。

 

今回は9~11月を「2次試験対策期」とし、何をしていたか次項から述べていきます。

 

(3)1次試験終了後にやるべきこと

8月に1次試験を受け、翌日の自己採点で合格を確信すると、ただちに欠けている年度のふぞろいシリーズを購入しました。

ふぞろいシリーズとは、『ふぞろいな合格答案』という書籍のことを指します。

2次試験の受験者から本試験の再現答案を収集し、得点につながった可能性が高いキーワードを分析した、最も人気のある2次試験対策参考書の1つです。

 

 

これをベースに、複数年分の総集編として『ふぞろいな答案分析』『ふぞろいな再現答案』『ふぞろいな合格答案10年データブック』という姉妹書籍を作っています。

もし、ふぞろいシリーズを1つも購入していない場合、購入すべき書籍は以下のとおりです。

★ふぞろいな合格答案10年データブック

★ふぞろいな答案分析5

★ふぞろいな答案分析6 ※追記 2022年5月9日発売

★ふぞろいな合格答案15 ※追記 2022年7月19日発売

 

※執筆時点の2022年3月1日現在では発行日が未定となっていましたが、それぞれ発売済みです。 

ふぞろいシリーズの関係性

(4)おすすめの勉強方法~2次試験~

ふぞろいシリーズの準備ができたらいよいよ事例に取り掛かります。

まずご覧いただきたいのがこちらの動画です。

www.youtube.com

 

これから紹介する勉強方法はTwitter上で「蒼い彗星@bluecomet007」さんの動画を見て、こっそりガッツリ参考にさせていただきました。

ストイックに目標を立て、計画的に学習を進めることができたので、本当に感謝です。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

twitter.com

 

以下、動画を参考にしつつ、私がどのようにスケジュールを立て、試験に臨んだかを述べていきます。

 

①インプットとアウトプットによる効果的学習

 私は1日にこなす事例の目標を以下のとおり設定していました。

f:id:kochi_mugi:20220304120925p:plain

スケジューリングイメージ

 平 日 事例Ⅳ   1~2つ

 土日祝 事例Ⅰ~Ⅲ 5つ + 事例Ⅳ 1~2つ(※)

事例Ⅰ~Ⅲは平日に単語帳を使いインプットに集中、土日祝日にアウトプットするイメージ

 

ちなみに私は1日に7事例やるのが限界でした。

ガチンコ集中してやったらけっこーしんどいですよ!

できるようになったら終えた後の充実感が半端ないのでぜひ試してみてください。

 

②過去問演習によるアウトプット

参考にしなくてもいいのですが、過去問をこなす年度は以下のとおり絞っていました。

 

 事例Ⅰ~Ⅲ 2020年度(令和2年度)~2011年度(平成23年度)

 事例Ⅳ   2020年度(令和2年度)~2007年度(平成19年度)

 

理由は事例Ⅰ~Ⅲは5事例を1セットでこなしていたため、区切りよく10年分を回していただけです。

事例Ⅳは過去問があるだけとにかく解きまくっていました。

ちなみに何事例を解いたのか、下表のように管理していました。

正確には数えていませんが、1次試験終了後から120~150事例ほど解いたと思います。

f:id:kochi_mugi:20220223210932p:plain

過去問演習 管理表

ただ闇雲に解いておしまい!ではなくて「どうして合格答案やA答案のような回答を導けなかったか」を分析しまくることです。

そうすることで、2次試験が求めている思想、着目すべきポイントがだんだん見えてきます。

 

着目すべきポイントとは、おおざっぱですが以下の2点でよいかと思います(特に事例Ⅰ~Ⅲの場合)。

▶何が不足していたか(知識?解答方法?)

 →キーワードの補強、課題を問われた場合の解答方法見直しなど

▶観点(どうして切り口を間違えてしまったのか)

 →一般論になっていないか、助言に偏りがないか

 

最初はまだら模様にみえる程度ですが、次第にキーワードや出題者が書かせたいポイントが感じられる(シンクロ率が高まる!)ようになります。

「こう問われたら、こう!」みたいな…。

俗に言う「開眼」はなかったのですが、開眼ってこういうことだったんでしょうかね。

 

③単語帳でインプット

通勤中や仕事の休憩時間など空き時間には「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」で単語帳を作り、ひたすらインプットしていました。

 

過去問演習に比べたら地味でつまらないのですが、必要であると考えます。

理由は、瞬間的にキーワードを思い浮かべるためです。

f:id:kochi_mugi:20220303163436j:plain

単語帳(表に瞬時に思い浮かべたいテーマを書く)

f:id:kochi_mugi:20220303163554j:plain

単語帳(裏に思い浮かべたいキーワードを書く)

キーワードを瞬時に引き出し、事例企業に合うものを選択して回答にまとめる!

これが2次試験合格の必須条件だと思います。

 

 ▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△

 

以上、「蒼い彗星@bluecomet007」さんの動画をがっつり参考にして取り組んだ私の勉強についてのご紹介でした。

 

おまけ

動画の中で「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」を分解する方法が紹介されていますが、私は以下のように製本してました。100均などで売ってる製本テープを活用すると見栄え良しです◎

f:id:kochi_mugi:20220304203108j:plain

本を分解して製本したらこんな感じ

以上、長文になりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。