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中小企業診断士 独学体験記⑤ 1次試験の対策 ※多年度受験生向け

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ご覧いただきありがとうございます。

 

独学体験記の第五弾です。

今回は、以下の点について触れていきたいと思います。

 ※番号は前回からの続きで通し番号になっています。

 

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7.1次試験の対策

(1)はじめに

まず最初に、私は2014年にテキストを購入し、本気で勉強に臨んだ2018年までは1次試験を突破していません。

 

「…そんなヤツの勉強方法など、参考になるわけがない!!」

 

気づいてしまった方はどうぞご退室ください笑

でも、複数年にわたり効果的な学習方法について研究した結果、何が効果的だったのか、はある程度正しいと思っています。

また、一発合格のノウハウを発信している方々は別次元だと思っているので、泥臭く合格に執着した私の体験をご覧になってはいかがでしょう。

特に、多年度受験生の方に向けてのお話になりますので、ご留意ください。

 

参考(受験歴)

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中小企業診断士 受験歴

(2)この時期に何してた?

時系列でどの時期に何をしていたかというと、だいたい下表のとおりになります。

ここでは、3つの時期に分けて述べていきたいと思います。

 ①受験準備期(3~5月)

 ②1次試験対策期(6~8月)

 ③2次試験対策期(9~11月)

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①受験準備期(3~5月)

2次試験の対策(特に事例Ⅳ)をしていて問題ないかと思います。

 

私はこの時期、2次試験対策をしてました。

蛇足ですが、2020年11月には簿記2級を取得し、確実に得点できる財務会計および事例Ⅳの強化に取り組んでいました。

正直、前回の受験から2年間空いていたので、受験するかどうか迷っていた時期でもありました。

「このまま中小企業診断士を取得しないでいいのか」

「せっかく今まで勉強した時間を無駄にしていいのか」

自問自答しながらも、時間に余裕があったため準備だけしておこうと思い、勉強は続けていました。

 

②1次試験対策期(6~8月)

前年の貯金がどれほど残っているかにもよりますが、多年度受験生は「2か月で1次試験を突破」することをおすすめします。

1次試験を4度受けて感じるのは、

 ・過去問演習

 ・直前の詰め込み

これに尽きると思います。

また、時間をかければ点が取れる、とも思いません。

必死に勉強しても試験範囲全てを網羅することは不可能だからです。

したがって、前年度に試験の全容をつかめていれば2か月で1次試験を突破することは十分可能です。

 

私もこの時期からいよいよ1次試験の対策を始めました。

と同時に「中小企業診断士を受験しよう」と決意しました。

2018年に1次試験を通過しており、だいたいどこにどの程度力を割けばいいのか分かっていたつもりなので、今から本格的に始めたら間に合う、という感覚があったので。

結果、1次試験は合格でしたが、わりと凡ミスがあって余裕の合格ではありませんでしたが(;^_^A

それでも合格点には達していました。

 

③2次試験対策期(9~11月)

前回、2018年に受験した際には気が緩んであまり勉強に力が入らなかったので、気を引き締めて勉強に臨みました。

試験が終わった翌日に2次試験の参考書を即購入!即対策をスタート!!というイメージです。

2次試験の勉強方法については別の機会にまとめます。

 

(3)おすすめの勉強方法~1次試験編~

各科目の勉強方法は以下のとおりです。

 

a.経済学・経済政策

実は初回(2016年)の受験時にマグレ合格して以来、科目免除にしていて、正直ほとんど勉強してない状態でした。

ですので、テキストをひととおり読み返し、試験日のギリギリまでひたすらTACの過去問演習をやりました。

過去問の演習方法はシンプルに問題を解き、答え合わせする。ただこれだけです。

 

間違えた問題は解説を見て、マーカーでチェックし、見返したいページに付箋を貼る。

付せんを貼った箇所は試験の前日にもあらためて確認しました。

情報システムの過去問題集ですが、イメージこんな感じです↓↓

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付せん貼り付けイメージ

◆振り返ると…

経済学に限って言うと、テキスト振り返りは効率が悪かったです。

ある程度理解できていたら過去問やりまくって、分からないところだけテキストをめくるくらいが効果的かと思います。

また、初学者の方も、過去問から入ることをおすすめします。

過去問題集にも解説があり、そこで理解が進むこともありますし、重要な論点を早い段階からつかんでおくことは間違いなく合格への近道であると言えるでしょう。

 

◆使用したテキスト等

・TAC スピードテキスト 経済学・経済政策 2014年度

・TAC 第1次試験過去問題集 経済学・経済政策 2018年度

・TAC 第1次試験過去問題集 経済学・経済政策 2021年度

 ※新たにテキストは買いませんでした。

 

 

b.財務・会計

財務・会計は完全に”癒し科目”ですね。

私は過去問と「集中特訓 財務・会計 計算問題集(TAC)」で対策しました。

基本的な解法や押さえるべきポイントはこの問題集でカバーしておくと安心です。

また、多年度受験生など時間に余裕がある方は、簿記2級取得をおすすめします。

 

理由

▶不合格が続いていたので合格体験を通じてモチベーションアップ

▶1次試験の基礎固めができる

▶2次試験に向けても電卓を使うトレーニングになる

 

◆使用したテキスト等

・TAC 第1次試験過去問題集 財務・会計 2014年度

・TAC 第1次試験過去問題集 財務・会計 2018年度

・TAC 第1次試験過去問題集 財務・会計 2021年度

・集中特訓 財務・会計 計算問題集

 

 

c.企業経営理論

ズバリ、過去問演習です。

大げさかもしれませんが、ひょっとしたらテキストはいらない?

これくらい過去問が重要です。

 

理由

▶企業経営理論は試験問題とのシンクロ率を試されている!

▶過去問レベルの知識を”理解”しておくことが重要

▶知識問題をカバーすることは不可能

 

◆使用したテキスト等

・TAC 第1次試験過去問題集 企業経営理論 2018年度

・TAC 第1次試験過去問題集 企業経営理論 2021年度

 

d.運営管理

こちらも過去問演習で基本的にはOKだと思います。

ただし、運営管理はポイントを絞ったテキストの活用も必要です。

 

理由

▶知識問題への対応(知識問題は秒で解く!)

▶指標に関する知識とその理解が求められている

▶わりと論点が限定されている

 

◆使用したテキスト等

・TAC スピードテキスト 運営管理 2014年度

・TAC 第1次試験過去問題集 運営管理 2018年度

・TAC 第1次試験過去問題集 運営管理 2021年度

 ※新たにテキストは買いませんでした。

 

 

e.経営法務

前述のとおり、 2019~2020年は受験できませんでしたので、経営法務の2020年の過去問を見たときには若干焦りました。

対策としてTACのスピード問題集を活用しました。

 

理由

▶改正民法からの出題が増えまくっていた

民法以外にも法改正あり→過去問を解くだけではダメ

▶重要論点を学び直す必要があった

 

この問題集では改正点についてしっかり解説してあって、得点にも貢献しました。あざす!

 

◆使用したテキスト等

・ TACスピード問題集 経営法務 2021年度

・TAC 第1次試験過去問題集 経営法務 2021年度

 

 

f.経営情報システム

この科目についてはアップデートが必要です。

 

理由

▶IT用語からの出題への対応

▶時代とともに論点が変わっていく

▶過去問だけで対策するのは不安

 

ですが、時間的余裕がなかったのと「まあなんとかなるやろ」となめてかかっており、見事に落としてしまいました(;^_^A

 

◆使用したテキスト等

・TAC 第1次試験過去問題集 経営情報システム 2018年度

・TAC 第1次試験過去問題集 経営情報システム 2021年度

 

 

 

g.中小企業経営・政策

確実に毎年アップデートが必要な科目です。

2018年に1次合格したときも、2021年もテキスト、スピード問題集、過去問のセットを購入しました(過去問はいらないかも?)。

得点÷勉強時間のパフォーマンスが良いことでも知られ、効率的に対策したいものです。

意外とムズくて合格点に足りてませんでしたけどね!

 

理由

中小企業白書の情報をアップデートが必要

▶中小企業への施策を押さえる必要がある

▶出題傾向を押さえておく必要がある

 

◆使用したテキスト等

・TAC スピードテキスト 中小企業経営・政策 2021年度

・ TACスピード問題集 中小企業経営・政策 2021年度

・TAC 第1次試験過去問題集 中小企業経営・政策 2021年度

 

 

 

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以上、長文失礼しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。